1 ワイン選びの基本 どこがポイント?

20%ビンテージ+30%生産地+50%醸造者+α(販売者)

先日ブルゴーニュの輸出業者と話をする機会がありました。その時に良いワインはどこに注意をして選べばよいか、という話題になりました。

彼曰く「20%はビンテージ、30%は生産地、50%は醸造者です。ワインは料理と同じで、いかに素材が良くてもそれを造る料理人の腕が悪ければ、全くひどいものになってしまいます。逆に悪いビンテージや普通の土壌でも、しっかりとした人が育てて、醸造すれば良いビンテージでよい場所で造られたワインよりも素晴らしいワインが出来上がり、お買い得なものになります。何よりも誰が造ったのか、ということを優先させなければなりません。」とのことでした。誰が優秀な造り手か、ということを知らなければなりません。
 ムルソーとかマルゴーなど地区の名前だけで選ぶと、安い悪質なワインを買うおそれが充分あります。

 また逆説的ですが、優良な生産者はその土壌の特質を良く知り尽くして丹念に造るためにムルソーは本当にムルソーらしく造りますし、サン・トーバン等余り有名ではない場所からも優れたワインを造り、これはとてもお買い得のワインとなります。

 ドラマ「ソムリエ」の監修者として有名なワインインスティチュートの堀賢一氏は「テロワール(場所や土壌)ばかりが優先されがちだが、現在は人の力がテロワールを左右する。」と強調しています。生産現地に行くとよくわかりますが、同じメドックの畑でも隣同士を良くみると良い造り手の畑は、手入れがしっかりとして太い健康的な樹が植えられているのに対し、いい加減なところは手入れが悪く樹も貧弱です。

 また、日本で輸入ワインを買う場合は、その上で「業者」についても充分な注意が必要です。責任ある輸出業者と輸入業者がしっかりと管理したワインを選び、責任を持って販売管理する販売業者を選ぶべきです。当店の扱いワインは、責任ある輸出入業者から更に生産地での評価と試飲によって厳しく選んでいます。ワインは全てエアカーゴかリーファー・コンテナ、若しくはそれに準じた温度管理されたコンテナ(イソキット・コンテナの船底指定輸送)で輸送され、当店でもワインセラーに入れて管理してあります。単なる名前や数の品揃えよりも、しっかりとした値頃感のある商品を確かめて揃えるのが当店の基準です。

◎ 酸味と渋味とボディ ◎

ところで、「あまり詳しくないけれど、美味しいワインを・・・」
というお問い合わせは多いですね。
ワインの好みは、「酸味と渋味とボディ」に要約できると思います。

ワインを飲む人によって酸味や渋味の好みは特に違いますね。
まあ同じ程度の酸味でも作り方の上手い、下手によって美味しくも不味くもなりますが、「私は新鮮な酸味は好きだけど、渋味は少し抑えめの繊細な赤が好き」と判れば、その方にはブルゴーニュのピノ・ノワールの若いビンテージがオススメでしょう。

逆に「酸が少なめでまろやかな渋味とボディがたっぷり」であればカリフォルニアのメルローでしょう。
当店では独自に味覚チャートというのも作っていますのでご参考下さい。
一度「自分の好み」というのを再認識してみると、ワイン選びも楽しくなると思います。

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CHフェランセギュールの厳しい選定コンベア
1990年ボルドー大学の研修にて

 

優れた生産者の例
シャトー・フェランセギュール ボルドー地方の赤ワインコーナーで購入可能です

オーメドック・サンテステフ村

1985年にオーナーが変わってから、丹念な造りで質が劇的に向上しました。(まず最初に1983年産不良ワインの回収から始めた、とのことです)

収穫された葡萄は、奥側の扉からとても長いベルトコンベアーに載せられて10人以上の管理者が厳しく葉や未熟果実の摘出を行います。

これだけでなく徹底した発酵管理や贅沢な樽熟成をしっかりと行いグランクリュに相当する味わいと高い評価を得ていますが価格的にお得なワインです。

質の高いブルジョワ級ワインを買うのは賢い買い方の代表例です。

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