ちょっと話題のあるワイン イタリア編
当店では、有機栽培ワインに「てんとう虫マーク」を付けています。
■ 中世イタリアの詩人 ダンテの末裔が造る秀逸ヴェネトワイン

ダンテ・アリギエーリ (2ユーロ硬貨)
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ダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri、1265 年−1321年)は、イタリアの都市国家フィレンツェ生まれの文人、政治家。 政治的な謀略により、フィレンツェを追われ一族が放浪の旅に出ます。
彼の代表作『神曲』は、地獄・煉獄・天国を詩の中に描いた傑作で、大変に写実的な描写と、わかりやすい表現(当時の知識人が使うラテン語ではなくフィレンツェ方言で書かれた)により、当時の人々に大流行し、後のボッティチェリを始めとしたルネッサンス宗教絵画の原点となった偉大な作品。
・・・・とはいえ、妻がいながら初恋の女性を最美貌の天使としたり、自分の嫌いな人物はローマ法王だろうと、司教だろうと地獄に落として大変な苦しみを与えていたり、とイタリア人らしく、好き勝手な作品となっています。
さてさて、ダンテの息子、ピエトロ・アリギエーリの時代になってようやく一族はヴェネト州に安息の地を得ることになります。そして、そこはヴァルヴォリッチェラの名産地。現在に至るまで、最高のワインを造ることにより、世界中の人々を幸せにすることとなるのです。
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ヴァルヴォリッチェラ・クラシコ セレーゴ・アリギエリ 赤 DOC
Valpolicella Classico Superiore Serego Alighieri
ダンテ ・アリギエーリの息子ピエトロ・アリギエーリが ヴェネトの現在地に開墾を始めてから650年を記念して生産された、スーパー・ヴァルボリッチェラ。驚異の高品質です。 このワインは、凝縮感を増すために、通常の造りをしたをしたぶどうと別に、1月にアマローネを造るように半乾燥させたブドウを加えて、もう1回発酵させる、というまるで日本酒の平行発酵のような特別な醸造法によって造られました。
さらに、スロヴェニアのオーク大樽で18ヶ月の熟成後アリギエーリ固有の桜の600L樽で8ヶ月間熟成させて瓶詰めされます。
深く抽出されたワインは、通常のヴァルボリッチェラとは一線を画した、深みを持ち、セレーゴ・アリギエーリ独特のエレガントな余韻が長く続きます。
コルヴィーナ・ヴェローゼ65% ロンディネーラ20% モリナーラ15%
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アマローネ・ヴァルヴォリッチェラ セレーゴ・アリギエリ 赤 DOC
Amarone della Valpolicella Vaio Armaron Serego Alighieri
イタリアが生んだ偉大な詩人、ダンテの子孫が造る、濃厚凝縮赤ワイン。ブドウを陰干しして凝縮させるアマローネの中でも高品質で高く評価されています。アマローネの語源は、この自社畑「アルロマン」から由来している、という説もあります。
アマローネは、ヴェネト固有でイタリアを代表する辛口赤ワイン。ブドウを陰干しすることでエキス分が凝縮され、大変濃厚な口当たりのワインになります。深い苦味と後味に微かに感じる甘味が独自の個性と魅力を持ちます。
1353年に購入した最初の畑が、このブドウ園 「ヴァイオ・アルマン」。造られるアマローネは、大変伝統的な造りを踏襲したクラシックなタイプ。風通しの良い部屋で竹製のラックに3ヶ月間陰干しされることで4割ほど重量が減り、ボトリティス(貴腐)菌の作用も働きます。更に スロヴェニア産オーク大樽で4年間熟成させ、最後にアリギエーリ固有の桜の樽600Lで仕上げの熟成を行います。
濃い深紅色。煮詰めたプラムやチェリーなどの甘く凝縮された香り。力強く、骨格がしっかりしているが滑らかな口当たり。
コルヴィーナ・ヴェローゼ65% ロンディネーラ20% モリナーラ15%
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■ 偉大な中世政治思想家マキャベリの子孫が造るワイン
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キャンティ・クラシコ リゼルヴァ マキャベリ 赤
Vigna di Fontalle Chianti Classico Riserva D.O.C.G.
ニコロ・マキャベリは中世フィレンツェ共和国時代の偉大な政治思想家です。
名著[君主論(Principe)]は彼の失脚時代にぶどう園に囲まれたマキャベリ城で、昼間は農民とトランプなどをして、夜になると机に向かい執筆されたものだそうです。
マキャベリ城は現在もその子孫に受け継がれ、とても優れたワインを造っており、城の一角は現在キャンティ・クラシコワイン協会の本部となっています。
メディチ家に追放されながらも中世時代に共和国思想を抱いていた彼は、後世、その究極さから無慈悲と非難されることもありますが、万能の民を導く誉れ高き英雄の再来を待ち望んでいたのです。
現代の不確実性の時代に再び崇高な彼に思いを寄せて500年の歴史の伝わる銘家のワインを味わってみませんか?
熟成感のあるレンガ色を帯びたガーネットの色調、乾燥プラムやなめし革、果実味と熟成感のバランスがとれた枯れた深みのある味わい。ビーフ・カツと合わせると抜群の相性を見せます。
サンジョベーゼ、カナイオーロ
このワインに合わせる料理を上田淳子先生が考えました!
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■ メディチ家の末裔が造るワイン
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コンチェルト・ランブルスコ 発泡赤 メディチ・エルメテ DOC
Concerto Lambrusco
イタリアの銘家、メディチ家の末裔が造る、辛口の発泡赤ワイン!。名前と優雅なボトルだけでなく、 味わいもスロー・フード協会のガンベロロッソ誌でランブルスコ第1位に輝いたプレミアム品質。
「ランブルスコ」というと、時々イタリア系のファミリー・レストランンなどで目にすることがあります。そのほとんどは中途半端な薄い色合いで、中途半端に甘いものばかり。
このワインは今まで日本にあったランブルスコのイメージを変えてくれるすっきりとした辛口の微発泡性赤ワイン。中世から続く銘家メディチの末裔メディチ・エメルテの造るランブルスコの中の最高品質のシリーズがこのコンチェルト(音楽用語で協奏曲の意味であることは、もうご存知でしょう)。
華やかな赤い色合い。ストロベリーやバラの花びらのような香りが立ちます。
コンチェルト・・・その名前が示すように、軽い肉料理や、当地の名産品パルメジャーノ・レッジアーノのチーズとの饗宴で合わせてみませんか?
ランブルスコ・サラミーノ100%
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キャンティ・クラシコ 赤 バディア・ア・コルティブオーノ DOCG
Chianti Classico Badia a Coltibuono
有機栽培で丁寧に育てられた自社畑のぶどう100%で造られた、大変にレベルの高いキャンティ・クラシコ。
集中力のある、肉桂やなめし革の要素の強い果実香、自然で厚みのある口当たり、上品さがあり、バランスの良いまとまりは、品質の高さを証明しています。
このコルティヴォーノは約千年以上も前にウェネディクト派の修道僧によって拓かれ、バディア・ア・コルティヴォーノ=「豊かな収穫の修道院」と呼ばれ続けてきました。由緒正しいワインにふさわしい上質なキャンティ・クラシコを作り続けています。特に自社畑のものは大量生産品にはない奥行きの深さを持っています。
現在の所有者はピエトロ・ストゥッキ・プリネッティ夫人。料理研究家として活躍しています。彼女の母親はメディチ家の血を受け継ぐロレンザ・デ・メディチなのです。
サンジョヴェーゼ90% カナイオーロ10%
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■ レオナルド・ダ・ヴィンチが愛した貴族の香り
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ヴァルテリーナ スペリオーレ・サッセーラ 赤 ネラDOCG
Valtelina Superiore "Sassella" Riserva
首都ミラノで有名なイタリアの中心地ロンバルディア州最高の銘酒が、このヴァルテリーナ。スイスに近い名勝地コモ湖の東に広がる山あいの畑から生まれます。
バローロと同じネッビオーロ(キアヴェンナスカ)から、高貴なバラの花の香りが漂う、長期熟成型のクラシカルな味わいのワインになるのです。
リゼルヴァは、大樽で最低4年間の熟成をさせたもので、サッセーラはヴァルテリーナに4つ特別名称がある中でも最上の区画。
レオナルド・ダ・ヴィンチといえば、トスカーナ出身ではありますが、実は生涯の長い間をロンバルディア州の首都ミラノで過ごしました。この地であの名作「最後の晩餐」を描いたのです。そのロンバルディア最高の赤ワインが、この「ヴァルテリーナ リゼルバ・サッセーラ」。ダ・ヴィンチの記述にも、ヴァルテリーナ・サッセーラの名前が残されているのも、当然といえましょう。
バローロほどは重くなく、いかにも貴族たちが集う北部イタリアの休息地にふさわしい優雅な香りの中に、ダ・ヴィンチの時代から息づく生命の大河が感じられるのではないでしょうか。
・・・余談ですが、ソムリエ協会の筆記試験で毎年悩まされるのがイタリアのDOCGで、最近(1998年)認定された、バルテリーナ・スペリオーレは、傾向と対策的にも覚えておいた方がよいワインです。
キアヴェンナスカ(ネッビオーロ)100%
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■ 「キリストの涙」の佳品
キリストが天上から涙を流し、その涙が落ちたところから葡萄の樹が生えてきて、素晴らしいワインが生まれたという物語を持つパスタとカンツォーネのまち、ナポリ郊外のワインです。
一般的には名前が先行し、観光客向けのあまり美味しくないワインばかりでした。
そんな中でコストパフォーマンスの高い佳品を見つけましたのでご紹介します。
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ラクリマ・クリスティ 白
サン・グレゴリオ社
Lacryma Christi Del Vesuvio D.O.C.
イタリアの観光用ワインとして有名なラクリマ・クリスティ「キリストの涙」ですが、このサン・グレゴリオ(聖グレゴリオ)のワインは上質です。ナポリの明るいカンツォーネでも聴きながら気楽に楽しんでください。
明るいレモンイエロー、洋なしやハチミツ系の心地よいフルーツ香と滑らかな口当たりで、安物イタリアワインに多い水っぽさや舌を刺激する鋭い酸味は全くありません。誰でも楽しめるなかなかの佳品。
コーダ・ディ・ヴォルペ種
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「キリストの涙」として有名なワイン
ラクリマ・クリスティ 赤
サン・グレゴリオ社
Lacryma Christi Del Vesvvio D.O.C.

キリストが天上から涙を流し、その涙が落ちたところから葡萄の樹が生えてきて、素晴らしいワインが生まれたという物語を持つパスタとカンツォーネのまち、ナポリ郊外のワインです。
イタリアの観光用ワインとして有名なラクリマ・クリスティ「キリストの涙」ですが、このサン・グレゴリオ(聖グレゴリオ)のワインは上質です。
濃いルビー色、良く熟した果実香、程良い濃くと素直な口当たりで千円代の赤ワインとして素直にコスト・パフォーマンスの優れた楽しめるワインです。ハンバーグやミートソースのスパゲッティに、気軽なランチにとても良いワインです。
マニアックなワインを飲む人も時には気軽なワインで感動してみませんか?
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「キリストの涙」として有名なワイン
ラクリマ・クリスティ 赤
マストロベラルディーノ
Lacryma Christi Del Vesvvio D.O.C.

キリストが天上から涙を流し、その涙が落ちたところから葡萄の樹が生えてきて、素晴らしいワインが生まれたという物語を持つパスタとカンツォーネのまち、ナポリ郊外のワインです。
観光用ワインとして有名なラクリマ・クリスティ「キリストの涙」ですが、生産者によってその優れた品質が保証されています。 1878年に創業した「マストロベラルディーノ」。ワイン造りの歴史そのものはなんと1750年頃から脈絡と続いているというまさに名門。
カシスやブラックベリー等の黒果実の香り。柏葉のようなフレーヴァーや黒コショウのニュアンス。ハンバーグやミートソースのスパゲッティに、気軽なランチにとても良いワインです。
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